執筆者:雪村錬(VRCID:RenYukimura)
執筆時:2025年07月31日
多腕
VRChat 初心者向けUnity備忘録Ver.3.0.0
Nazellさんが配布されている資料。
Unity Constraintにおける多腕の設定方法は第8章にある。
筆者も大変お世話になった。
※MAのプレリリース自体は意外と古く、2022年9月10日には0.1.0が出ていることがGitHubのページから確認できる。
[VRC][アバター] Rotation Constraintを簡単に追加するためのUnityエディタ拡張
Chootanaさんが配布されているUnity用のRotation Constraint自動設定ツール。
階層構造が同じであれば、一括して設定してくれる優れもの。
ただし、最近のアバターは腕のひねりのためのボーンが入っており、階層構造がサブアームと異なっている可能性があるため、要調整。
【VRChat】遅延サブアーム解説書【アバター向けギミック解説】
ainiさんが配布されている資料。
Physboneや補助ボーンを組み合わせることにより、動きの遅れや揺らぎを生み出す本格的なサブアームとなっている。
ただし、非常に難しいものであるので、挫折しそうであれば一旦落ち着きゆっくりと時間をかけてUnityと和解して欲しい。
手前味噌にはなるが、動きの参考動画を置いておく。
また、これが挑戦できる段階であるのなら、サブアームの指の動きは、表情を作るのと同じようにFX Layerでのアニメーション管理にした方が良い。
Performance Rankには表れないが、複雑なコンポーネントがたくさんついていると、CPUに負荷が掛かる(らしい)。
上記までの資料はUnity Constraintで書かれているが、VRChatでの軽量化を目指すならVRC hatのConstraintを用いることに挑戦しても良い。
また、君がVRChat以外のUnity系のVRSNSの住人(例えばChilloutVR)であれば、DynamicBoneを上手く用いることで遅延式のサブアームを再現できるかもしれない。
VRChatのPhysbone移行により、参考資料になるような販売アバターのDB版はほぼ失われており、参考になりそうな数値を確認できる購入アバターのお勧めがあれば教えて欲しい。
多脚
VRChatに4足歩行の人外アバターをアップロードしてみた
らんぶ亭さんが公開されている記事。
Rotaion Constraintを用いてる初心者向けのものであり、初心者が戸惑うであろう点も丁寧かつ簡潔に解説されているので2025年7月現在に確認できるものの中では特にお勧めである。
しょぼーん顔でとことこ歩いてる豚さんが溜まらなく可愛い。
慣れてきたら後ろ足のConstraintのソースを、左右互い違いにするのも良いかもしれない。
VRChatでアバターにConstraintの蜘蛛脚(多脚)を設定する手順書
二条阜さんが公開されている記事。
これを読んでる君がまだFinal IKを未所持であればこの方法が良い。
Final IKを使ったVRChatでの多脚アバター作成及びアバター多脚化改変の設定方法
当ブログ内の記事。
また手前味噌で済まない。
書いた後に時間が経っているので、部分的な陳腐化が見られる。
人間の脚を消す方法としては2025年7月31日現在のVRChatではAAOを使うのがお勧めだ。
https://x.com/HetyaLemMsk/status/1836363298888958246
ただし、もし君がChilloutVR等の別VRSNSの住人であればマスクの方法も良いだろう。
(最近MA等NDMF作成陣の別VRSNSへの対応が意欲的なので、もしかしたらその内AAOがVRChat以外で使えるようになるかもしれない)
ボーンの構造の最適化について、二条さんが注釈を入れてくれているのでこちらも合わせて読んで貰えると嬉しい。
それからUnityに色々便利なツールを入れ始める用になると、VCCの代わりにALCOMを用いるのも便利かもしれない。
ツールの一括更新が出来たりで、とても楽になる。
おわりに
他人のふんどし集めて回っただけなのに、めちゃめちゃに疲れた。
解説記事をしっかり書いてくださる先人達に感謝を。
あと、「陳腐化」ってひらがなで「ちんぷか」って書くとえっちじゃない?
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